千泡沫庭園

幾つもの泡沫から為る、どこか懐かしい庭園へ。

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ぷろふぃーる

さいしんきじ

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『Mystique Livre D'mirage』/3 


『Mystique Livre D'mirage』/3

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「そういえば」

突然、カナが思い出したようにリミット達に向く。

「名前、聞いてなかった」

そうでしたね、とリシュアが一言。リミットは黙ったまま。不思議な少女はじっと三人を見ている。

今、四人は長い机がたくさん置いてある部屋にいた。ここにもオルガンはあるが、先程彼女が弾いていたのと比べると、随分新しいもので。
神聖な部屋の空気が漂う中、リシュアは言った。

「私はリシュアです。こちらはリミット」
「勝手に言うな…!」

そう反発してリシュアを見たリミット。だが彼女は笑みを作り、何か?と。
敢えなくリミット撃沈。若干落ち込む素振りを見せる。
その時カナが再び口を開いた。

「……それ、本当の名前じゃないでしょ?」

その時のカナもまた、微かに笑みを浮かべていて。
少女は不思議そうに三人を見比べる。

「少なくとも、リミットの方はそうですね」
「…ああ」

リシュアの言葉に、リミットは言葉少なげに頷く。
それで察したのか、カナは呟くように一言。

「…訳アリ?」
「まあ、そんな感じです。…貴方の名前も、あまり馴染みの無いものですね。私達にとっては」

リシュア達にとっては、カナ、という発音はあまり馴染みがない。どこか異国の言葉という事だ。

「そうかも。何だか凄く、遠い国の人みたい」
「不思議なものですよ」
「お互い様じゃない?」
「……そうですね」

二人は部屋の天井を見上げる。白い光を散りばめたステンドグラスが目に入る。

「気がついたらあんな所にいるんだもん。不思議に思わない方がおかしいって」
「第一、ここが何処だか把握仕切れていませんし」
「あの子に聞くにしても、彼女喋れないし…」

若干不満そうな顔をするカナ。リシュアも何か言葉を続けようとしたが、ある事に気付いたらしい。
後ろを振り返り、こう言う。

「…で、貴方は教会の探索ですか?リミット」

そこには少女と、礼拝堂の様子を伺っているリミットが。リシュアに呼びかけられて、少し動揺している。

「いや…その…」
「あまり初めて来た場所だからといって、教会を探り過ぎるのはあまりお奨め出来ませんよ」
「違う」

リシュアの言葉に、はっきりとそう言い張るリミット。その目は、先程までとは何か、ほんの少しだけ……違う。
あまりに似つかわしくない態度に、リシュアは少し……本当に微妙に表情を変えた。
しかしリミットは不意に後ろを向いた。
そして静かに呟く。

「…教会は二度目だ」

もちろん、ここじゃないけどな、と付け加える。

「あの旅のはじめに立ち寄った。…ここよりかはとても古い教会だと」

リシュアは暫く黙って何かを考え出す。

「教会といっても、結構小さな所だった」

カナは平静に。少女は首を傾げ、心配そうにリミットを見る。

「何だかな……とても初めて来た場所とは思えねぇ。この感じ……」

独り言のように呟き、そしてカナが一言。

「こんな人が教会に行くなんて、何か意外」

その言葉に思わず吹いてしまうリミット。リシュアも拍子が抜けたように、元の表情に戻る。少女は苦笑。

「いや…そうじゃなくて、師匠との旅で……っつってもカナにはわかんねぇか」

そこまで言うと、急に歩き出す。少女が後を追おうとしたが、立ち止まる。

「……変な話して、悪ぃ」

そして何だか悲しげに部屋の外へ出ていくリミット。

バタン、と重い音が響いて扉が閉まる。
再び教会に静寂が訪れる。
暫くして、少女がとことことこちらに戻ってきた。そして、リシュアを見る。いかにも、「あの人、大丈夫…?」と言いたげだ。
それを察したリシュアは一つため息を吐いて

「一体一人で何処に行くつもりですかね…」

と、全然別の方面について答えた。少女は少し戸惑うが、言葉が喋れない以上、仕方がない。

「……それにしても、ここの教会の主はいないのですか?先程から貴方しか見ていませんが…」

突然、リシュアがこんな事を言う。すると少女はふるふると首を左右に振った。
そして、先程三人が入ってきた扉を指す。

「…要するに外出中ってとこね。まあ…確かにそうだろうけど」

カナがそう言った。
途端に、足音がする。
教会の外からか、中からか……それは何だか静かに反響していた。

そして。

再び、扉が開いた。








出会いと出会いは魂が繋がり合う事だと、彼は言っていた。

命との繋がりだと。





…過信すぎるかもしれない

やはり己の師の言っていた事はよく分からない、と

しかし、





今でもこれを覚えているのだから

どこか自分でも信じているのだな、きっと。





…教会を出た。

何だかあの教会にいられない気がして。

出るとすぐに、森が目に入る。

自分は教会の裏に回る。

そこは丘だった。

下の方には、先程の海が見える。

陽が沈みかけた海岸は、言い様がないくらいに、美しい。

そういえば、確か、何処かで。

紅い海を見た事がある。

この海とは違うけれど、それはやはり海だった。

何処で見たのだろう。

リシュアと?…違う

…教会に戻るか…?いや

………何となく、戻りたくない。



そう、思っただけ。






――――――――――――


だれかネタを下さい←

気力とやる気と持続力が…

テストのせいで無い!(

ってな感じでテスト期間中に書いてました←

だって神父さん出せないから

こーいうどーでもいい文しか書けぬのだよ

でも女の子はうちのキャラだよ!(

名前…実はまだ決めてなかったり←

教会?の人だからカタカナなのかな。漢字使いたいけど

…でも何なんだろ。漢字でもよくね?(
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