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千泡沫庭園

幾つもの泡沫から為る、どこか懐かしい庭園へ。

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ぷろふぃーる

さいしんきじ

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『ふしぎなせかい』第二話 

第二話。

第一話
第三話
「何だ、オマエ」

…それがオブジェの第一声だった。
思いがけない出来事に、ミユウはただこう一言。

「………オブジェがしゃべった」

………そりゃあ、普通なら喋らないはずのオブジェが喋ったのだから、奇妙に思うのも仕方ない。
しかしこの“オブジェ”はどこか変だった。

「今俺の事をオブジェって言ったか?」

急に“オブジェ”が立ち上がった。更に予想外。

「俺はオブジェなんかじゃない。カシューだ」

そして更に“オブジェ”が自己紹介をしてきた。
段々と訳が分からなくなってくる。

「…分かったよミユウ。これはきっと夢なんだ」

突然エルトがそう言い放った。何を言い出すんだ彼は。

「だからオブジェが喋るんだよ」
「そうかしら。私にはそうは思えないけど」
「でも普段こんな事は起きないでしょ?」
「魔法なのかもしれないわ。これも私にはどのような原理かよく分からないけれど」
「第一オブジェがこんなでっかい飴を持ってるのはどうかと思うんだ」
「知らないわよ。それはこれを造った本人に聞かないと…」
「話を勝手に進めるな!」

……と、突然カシューがキレ出した。
まず、コイツは生き物なのだろうか?
ミユウはこの奇妙な“オブジェ”に問掛けてみる。

「カシュー…って言ったわよね。…貴方、生き物?」
「当然。でなきゃ生きてない」

そりゃ確かにそうなんだけど。てか、そもそもこれが生きているかどうか定かでないから聞いたのだが……本人がそう言っているのだから、そういう事にしておこう。

「……ここの人?」
「違う。俺はランスターで寝てて、気が付いたらオマエらがいた」
「ランスター?……聞いた事もない名前ね。この辺りの街の名前かしら。もしくはこの街の名前とか…」

そう言いながら、ミユウはエルトを見る。

「………いや、僕が知るわけないってば」

若干困ったように呟くエルト。その後に続くようにカシューが言った。

「てかここはランスターじゃないし、ランスターの近くにこんな廃虚っぽいのは無い」

そして隣にあったペロペロキャンディを舐める。何だか拍子抜けだ。
恐らく、彼(?)も別の場所からここに飛ばされてきたのだろう。自分らと同じく。なのにこの緊張感の無さはなんだ。
辺りは灰色の廃虚、その中でぽつんと黄色い球体が、赤紫の帽子をかぶっていて、しかもでっかな飴を舐めているのだから。
思わずミユウはこう言っていた。

「……その飴なんなのよ?」
「あ、それ僕も気になってた」

それを聞いたカシューは、突然目を輝かせ、

「よくぞ聞いてくれた!」

と、何だか大はしゃぎし始めた。……地雷踏んだかもしれない。

「これはただの飴では無い!無敵キャンディ、通常むてきゃんと言って、俺達カービィ族には重要な飴なのだ!むてきゃんを舐めると無敵でステキな事が起きる!そう、このむてきゃんの素晴らしさと言ったらそれはもう、言葉では言い表せないほど素晴らしいのだ!だから俺はいつもこの飴を肌身離さず持っているわけで………」

先程の彼の面影はどこへやら。カシューはどんどん話を進めていく。
もちろん、話についていけるはずもなく、ミユウは軽く嘆息。
一方エルトは少し興味を持っているようだ。カシューの言う事に何となく頷いてみる。

「…何だか面白い子だね」
「そうかしら。私にはただのうるさいオブジェにしか見えないけど」

どうやらミユウは呆れ気味。彼女がそんな言葉を漏らした途端、カシューは軽くジャンプ。ぽふっと言う音が丁度合うように、エルトの頭の上に乗っかった。
どうやらジャンプ力はあるようだ。人間にすればかなりの高さである。

「ここがいい。地面は冷たい」

そう言いながら、再び飴を舐め始める。

「……何で僕の上?」
「そっちの女よりここがいいから」

…ミユウさん、貴方出会い早々嫌われてませんか?

「そう。別にいいけど…」

何かとんでもないものに出会ってしまったなぁ……と、複雑な心境のミユウでした。




つづくお!



――――――――――――

あっとがき?

まずミユウちゃんとエルト君の口調とか性格とか分からんよ!←

まあ頑張った。気力でカバーしたよ(

なんか凄く微妙なとこで次に託す!頑張れ←
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