千泡沫庭園

幾つもの泡沫から為る、どこか懐かしい庭園へ。

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ぷろふぃーる

さいしんきじ

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ちょっと抜粋(nomal-31の補足) 

(本編小説3、『蜃気楼ノモノガタリ』57~59話より抜粋)



・・・本編なんですが途中過ぎてわかりませんよ!!←


nomal-31の補足みたいな(


追記から
「おいルガウィ!大丈夫か?」

大剣を大きく振るいながらファンテムが叫ぶ。柳尉は、フォグラルで大剣を受け止めて相手の体制を崩す。
ルガウィとテイルの方は、互いに激しさを増している。でも実際に飛び交っているのは葉っぱなのだが。

ファンテムは、不意に大剣を下ろし、真面目な目で柳尉を見つめた。

「柳尉、一つ聞きてぇ」

そして、こんな事を言い出す。

「…アンタは、何故…ルオーネを捨てなかった?」
「………」

ルオーネ。それは、今となっては『罪人』と称される種。それでも、柳尉は何故、ルオーネを捨てずに生きてこれたのか。
恐らく、そういう事を聞きたかったのだろう。
しかし柳尉はこういう。

「ならお前達は何故、ルオーネを捨てた?」

ファンテムは目を見開いた。
そうだ、忘れていたのだ。己等が、ルオーネを捨てた、本当の理由。勿論、その事実―罪人扱いに嫌気が差したのは正論だ。しかし、それだけなら、きっと。彼らは今に至らなかった。そうか、奴だ。奴が現れたからだ。あの“妖術師”が、現れたからだ!
ファンテムは、大剣を振りかざしながら叫んだ。

「オレは…自分の意志で動いてねぇ!奴に…妖術師に動かされてるんだッ―!」

柳尉が感じるに、この時のファンテムは、正にルオーネの“幻炎”そのものだった。

「…そうか、お前らは―」

そして、次の瞬間。
柳尉はファンテムの大剣を弾きとばし、フォグラルをその首筋に突きつけていた。
横では、テイルがルガウィを押さえ付けていた。

「…俺は」

そしてその体制のまま、柳尉は口を開く。

「俺の想いで此処にいる」

それは自分自身の意志で。自分が正しいと思った方向に進むということ。ファンテム達とは逆の方向へ。

「…アンタの、想いは…」
「真実を知る為。真実を教える為。その為なら逃げ続ける」
「どうして…」

ファンテムには信じられなかった。自分と同じルオーネなのに、何故、自分とは違うのか。
だから…余計に。

「…ボクにはわかんないよ」

不意にテイルがこう呟いた。

「どうしてキミ達が妖術師に弄ばされてるのか。一体、妖術師の何が、キミ達をこんなにさせちゃったのか」



「……それは」






「白竜!!」

前から声がした。クリダの声だ。

「ボクの想い…ボクの願いを受け入れて!」

クリダは杖をかざした。

鈴の音が響き渡る。

しかし先程聴いた、あの不快な音色でもなく、また、最初に聴いたあの不思議な音色でもなく。

それは初めて聴く音色。

それでも、ルオーネや白竜からすれば、懐かしい音。

クリダもそうだった。

これは紫苑の歌なのだ。

あの、幻想的な旋律。

クリダに向け、扉越しから歌ってくれた。



『…闇の守人』

クリダは、白竜を見上げる。

白竜は微笑む。

『…貴方の願い、そして想い。しかと受け取りました』

そして、大きく羽ばたく。

その姿は、やはり白い竜。




―――


「ねぇ、闇の守人」

この場を、一気に寒気が襲った。クリダの身体は、何故か、動かない。

「僕を差し置いて、何をする気なのかなぁ?」

とんでもない威圧感。そうだ、テイルが今まで感じていた感覚は、まさしくこれだったのだ!

そしてクリダが震え出すのと同時にファンテムとルガウィは、動揺していた。

「セフィック…!何でここにいんだよ!」
「悪い?僕が何処にいようと、僕の勝手じゃないか。…白竜を捕らえようともね」
「なっ…!?」

そうか、妖術師の目的は、白竜の略奪!テイルと柳尉は同時にそう思い当たる。

「だから君達はそこを退いてよ」
「……だ………」
「?」

見ると、クリダは震えながらも何かを呟いている。

「…いや…だ…白竜は…悪い…ことを…する奴なんかに…渡さない…!」
「…そうかい?」

途切れ途切れのクリダの言葉を聞き、嘲るように笑うセフィック。寒気が、殺気が、容赦なくクリダに迫りくる!
それを察したのか、柳尉はファンテムを放し、素早くクリダとセフィックの間に割り込んだ。勿論、セフィックが不服そうな顔をする。

「何、ルオーネ。邪魔なんだけど。闇の守人を守りたいのは分かるけど僕に歯向かうなんて。無謀な事でしかないじゃないか」
「…お前の方が無謀だ。仮にもこいつは守人。何を仕掛けられてもおかしくない」
「ふふ…そんな幼い守人に出来ることなんてありゃしないよ」
「黙れ!!」

突然、柳尉は大声をあげた。その大声に、クリダもテイルもすくみあがる。大声を出す柳尉を見たのは初めてだった。そればかりではない。柳尉の目には、明らかに憎悪を映していた。これ以上ないくらいに。
テイルはその時、また何かを感じとった。
柳尉の隠している過去、あやふやな事、全てはこの妖術師に繋がっているのか?

「お前の言うことは過剰過ぎる!俺とアイツも…いや、幻炎と暗律も、ミラルドだって…お前が全て壊したのだろう!」
「ふふ…ルオーネ、遂に爆発したね?」
「黙れ妖術師!」

それでもセフィックはくすくす笑う。寒い。まるでウォークルと対峙した時、いや、それより性質が悪いのは、この寒さは心に直接のしかかってくるのだ。

「柳尉!危ないよ…」
「るい…」

テイルもクリダも、セフィックが危険なことくらい、分かっている。それは勿論、柳尉にだって。
しかしそれよりも、憎しみの感情の方が遥かに大きかった。

「…俺はお前を許さない」

そう言って、柳尉はフォグラルを構える。しかし、セフィックは何も動じない。

「…君に僕は倒せないよ」

それから、不意に、消えた。白竜と共に。

「消えた…!」
「…逃したか…」

テイルは驚き、柳尉は嘆息。クリダは今もわなわな震えている。

「……」
「柳尉!後ろだ!」

突然、ファンテムが声をあげた。柳尉が振り向くと、ロトンが。
素早くそのロトンを貫いたものの、気付けば辺りには何体ものロトンがいた。
有無を言わずに柳尉とテイルは戦闘体制をとる。
大量のロトンを見据えつつ、柳尉はこう言う。

「クリダ、奴を追いかけろ」
「…ボクが…?」
「ああ。願いを叶えて貰いたいのはお前だろ?」
「それはそうだけど…何処に向かえば…」
「闇の終わり」

ルガウィがぼそりと呟いた。
それを聞いて、クリダは頷く。

「…分かった。行ってみるよ」
「ここは何とかボクたちが食い止める!」
「早く行け、クリダ!」

テイルと柳尉が、そう言った。
それと同時に、クリダは駆ける。




―――

幾多のロトンが、二人を襲いかかっては二人に消される。亡霊の力は、強くも弱くもない。ただ、創られた物体。それだけ。かりそめの身体を与えられた死者の魂。もしかしたらそれはセフィックが殺害した人のことなのか。それとも、死者の魂を刈って自分の手駒にしているだけなのか。暗い。暗い話でしかない。
柳尉はフォグラルを使って、テイルはリーフで、ロトンに応戦する。しかしロトンの数は衰えることがない。こんなに死者がいるものか。いや、セフィックの事だ。別におかしくはない。
そしてロトンの心の叫び。
ロトンの全てが、自ら望んでこのような事をやっているわけではないはず。先程からロトンの叫びが聴こえてくる。そしてそれは、全て悲痛の叫び。恐怖、後悔、絶望―テイルには勿論、柳尉やファンテム、ルガウィには更に酷く聴こえた。
彼らはどこか己等と似ているのだ。
柳尉に至っては、頭を抱えてしまう程だった。
さっき、柳尉は白竜とクリダの鈴の音で何か記憶を取り戻したようだ。…だが、彼は相当な困惑に陥っているようだ。無理もない、それは己の記憶だとは理解し難い程の物なのだから。
全ての記憶を失ったとまではいかなかった柳尉でも、さすがに耐えがたい。欠けたピースが埋まることで、何故か不安が増幅する。知ることが怖い。知ることは時に恐怖を生む。
思い出した記憶は鮮明に、且つより哀しさを増していた。このロトンの纏う気のように。

「柳尉……!!」

テイルが叫ぶ。後ろか!いや、間に合わない!
その時。
柳尉の前に一つの影が舞う。

「おーい、何ぼーっとしてんだよ?」
「!」

それは、亡霊を切り捨てた、ファンテム。

「お前っ…何故…」
「は?何言ってんだよ柳尉。アンタを守ってやったんだから感謝しろよ!」

柳尉の問いかけに、ファンテムは笑って答える。その姿は、幻炎。

「…キミも、助けてくれるの?」

そしてテイルの隣にはルガウィが。彼は無言で頷いた。

「さあ柳尉。オレ達でコイツら何とかしようぜ!」
「……」

そして四人が同時に技を繰り出す!
……二人は、自分の気持ちを持ち直してくれたのだ。

その時、柳尉にはどこか、懐かしい感じがした。





闇の終わりが見えてくる。
果たして、いるのだろうか。セフィックは。

「……はぁ……はぁ……」

クリダは息を整えていた。
その少し前には、光が見える。シャデリスにはない、光が。

ここが、闇の終わり。
現世とシャデリスを繋ぐ、唯一の場所。

闇の渦は一方通行であり、帰るにはこちらを使わないといけない。
しかし、セフィックの姿はない。遅かったのか…?
クリダは光にそっと手をかけてみる。誰かが通った痕跡はない。
ならば、まだ、ここに来ていないだけ…
クリダはそう信じることにした。
そしていつの間にか、クリダは鈴を鳴らしていた。
紫苑の歌、神殿の鐘。
この鈴は二種類もの旋律を奏でた。
だが、本当にこれだけなのだろうか。
鈴の旋律、鈴の謎。
これは元々、紫苑のもの。
だから、紫苑に聞かないと分からない。
紫苑は、知っていたのだろうか。
再び、紫苑に会えるのだろうか。


彼は待ち続けた。

セフィックと白竜と、紫苑を。




―――

はい、本編小説の一部です。少し変えてますが。

てかこれは多分公開出来ないです無理ですあばば(

なんかシリアスーは好きなんだけど、上手く書けないんですよね

かなり駄文です

文才というか、語彙力がないんですよ

日本語むずかしいです←

ワタシニホンゴワカリマセーン(殴

…前の短編小説で、ファンテムとルガウィの話題が出てきたんでなんか補足的な

クリダは闇の守人です

なんかひょんなことから柳尉と共に白竜を捜す事になるんです

テイルがいるのは…これ、話の終盤ですから←

舞台はシャデリスで、闇だらけの場所ですよ

ファンテムとルガウィは柳尉の親友

ただ色々あってルオーネでいることをやめてしまった

元々の名前は幻炎と暗律

ファンテムは幻影と大剣を使う

ルガウィは体術(主に蹴り)かな

他にも叉夢っていうルオーネの女の子がいます



ああ、ちなみに

セルシオはこの話で初登場設定なんです

リミットと行動しますが大変ですよ



うー

ほんとに次の話載せられるかなぁ…

いつもプロット立てないで進めるからなぁ…(ぇ
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