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千泡沫庭園

幾つもの泡沫から為る、どこか懐かしい庭園へ。

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ぷろふぃーる

さいしんきじ

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nomal-25 

この世界では、ティンクル・ラッカーだけが動いているとは限らないのだ…!


――――――――――――
Tinkle☆Lucker:Novel:nomal-25.
†イーブル・パターブ!
――――――――――――

ここは沢山の人で賑わう道楽の港町、ラティス。

カジノやパブがあるだけではなく、商業や物流も盛んな事から、この町は朝早くから活動を始める。

行商人や旅芸人など、他の町からも、多くの人が集まる。

賑やかな町だ。

……表向きは。

まあ、普通に過ごしていれば、何の問題もない安全な町である。

ただ、やはりこういう裏には、そういう歪んだ(といわれている)者達もいるわけで。

一度路地裏に回ると、そこは無法地帯。

多くの犯罪者や流れ者達が巣食う、治安の行き届いていない場所。

彼らも、その内の一つだった(少なくとも、彼ら自身はそう思っていないが)。

「…暗い」

そう呟いたのは、包帯をターバンのように巻いている少年。その包帯を、蒼い宝石で留めている。
それを受け、隣にいた風変わりな帽子をかぶる少年はこう言う。

「当たりめーだろ?こーいう路地裏ってのは暗いもんだ」
「でもボクの住んでたとこに路地裏なんてなかったもん。家と家の間隔はこんなに狭くなかったし」

どうやら包帯の少年は田舎者だろう。こういった町に慣れていないようだ。それに対し、風変わりな帽子をかぶる少年は、こういった町の生まれらしい。

「ねぇティグ。いつになったら買い出し終わるの?」

包帯の少年がティグに訊いた。

「後、肉を買いにいくだけ」
「そっか。早く買いに行こう…ってか何で路地裏に来たの?こういうじめじめしたとこ嫌いなんだけどー宝石も盗めないし」

もう散々そうに、包帯の少年は呟く。やけに宝石に執着しているようである。

「おいおい、お前は買い出しの度に宝石を盗みにいくのかよ、ユウ」

ティグは呆れ顔でこう言った。ユウは依然として嫌な顔のまま。

「…そもそも、今回はボクらだけで来たわけじゃないはずなんだけど」
「……そーいえば」

そこで二人は、一緒に買い出しに来ていた人物を思い出す。

「「パルとチャル」」

二人は同時に呟いた。
それからはもう、てんてこまい。
二人はどこ行ったんだ!?まさか迷子になってるんじゃあ…とあたふたするティグとユウ。
とりあえず、二人がいなくなったのは路地裏に入る前からだと仮定する、という名目で、ユウは表側を捜すことにした。絶対、路地裏が嫌だったからだと思うが、そんな事も言ってられない。ティグも路地裏を駆ける。



しかし、そんなことになっているとはつゆ知らず、パルとチャルは、町の一角で、

「わ~!すご~い」
「しゅごいしゅごい!」

ポップコーン食べながらサーカス見てました。
二人共、目をきらきら輝かせています。因みにサーカスの人は只今ジャグリングしてます。ジャグリングしてる物は実は松明だったりします、危ないですね。

「すごいよぉ!すごいよね、チャル!」
「うん、しゅごい!」
「チャル、ポップコーンいる?」
「たべるたべる!」

とても和やかな雰囲気でした。


ユウがサーカスの所を通りかかったが、あまりの観客の多さにあっさりスルー。残念。案外子供の考えていることは難しいのだよ。




「…………遅い」

こちらはラティスのとある建物の中。ある人物がイライラしながら、買い出しに出かけたメンバーを待っていた。
彼の名前はミュカレー。
かれこれ、もう三時間くらい帰ってこない。

「…一体何処まで行ったんだ…」
「ミュカさん」

そんな時、彼を呼ぶ一人の少年…いや、少女がいた。
ミュカレーは振り向き、少女を見た。少し見ただけでは、少年と間違えかねない容姿をしている。

「まだ…帰らないんですか?」
「ああ、何処で道草くってんだか…」

そう言って辺りをうろうろするミュカレー。相当機嫌が悪いようだ。

「アズー」

そんな時、少女―アズを呼ぶ声が。

「あ、クックさん」

後ろにいたのは、赤と青のオッドアイを持つ、至って普通の女性―いや、彼女は普通ではない。その身体は彼女のものではない、半ホロダス(機械)なのだ。
そんな女性、クックはこう言う。

「破夜みなかった?」
「見てませんよ。散歩にでもいったんじゃないですか?」
「そう…」

クックは首を傾げる。こうしてみても、彼女がホロダスだとは分からない。初対面の人なら、まず疑うことはないだろう。普通に食べ物も食べるし。寧ろ食べ過ぎなくらい。どっかの誰かさんみたいに。

「じゃあ探しにいってくるわ」

とクックが出かけようとした時、ミュカレーが呼びとめる。

「ならついでに買い出しに行った奴らも探してきてくれないか?」
「えー面倒」
「つべこべ言わない…アズも連れてけ」
「え、私もですか?」

その問いには答えず、ミュカレーはクックにアズを押し付けた。アズ、いまいち状況を理解しておらず。

「アズ行くわよ」
「えっ…ちょっ…どういう事ですかミュカさん!」
「二人で行った方が楽だろ?」
「いえ、それならミュカさんが…」
「行くっていってんでしょー」

何か言ってるアズを引きずってクックは部屋を出る。

そして、ミュカレー一人に。

…いや、実は違う。

「…何時から帰ってたんだ?」

ミュカレーは今クック達が出ていったドアをみやる。
そこには、夜を象ったような男が。

「先程の話は全部聞いていました」

彼こそが、破夜。今さっき、クックが捜しにいった人物。

「…人が悪いな。お前がいる事知らずにクックが捜しにいった」
「彼処で出るのもどうかと。それに…貴方も気づいていたのならそう仰れば良かったのですよ」
「…お互い様か」

ミュカレーは苦笑した。

「連れ戻さないのですか?」
「ああ…少し、静かにしていたい」
「そうですか。では俺も」

そう言って、破夜はそこのソファーに座り、本―導書を読み始めた。

ミュカレーは窓から外を覗いた。

賑やかな町。

自分達とは大違い。

それでも自分は羨まない。

今の生き方に満足しているから。

他人から何と言われようと

何とどやされようと

何と罵られても

自分はこの道を歩き続ける。

ついてこようがこまいが、それは勝手だ。

一人でも…やりとおす。

『世界』を変える為。

「……」

ふと赤い光、夕焼けが目に入ってきた。

そしてミュカレーは、カーテンをそっと閉めた。

相変わらずだ、と破夜は思っていた。




「んにゃ~…もう、食べられないよぉ…」

ユウの背中でそんな寝言を言うパル。チャルはアズが背負っている。
パルとチャルはあの後、クックとアズと合流して無事に確保された。その後、ユウとティグも探し出せた。
そして、二人共疲れたのか、眠ってしまったのだ。

「…全く、こっちの事も考えて欲しいよ」
「今のコイツらに言っても意味ねぇけどな」
「でも見つかって良かったじゃないですか」
「ユウまで迷子になりかけてたし」
「だって一人で行かないもんこんなとこ」

ユウの弁解。最も、嘘ではない。
夕焼けの光が四人を赤く染める。少し眩しく感じたが、気のせいではないはずだ。

「ねぇティグ」
「何だ?」

ユウはふと呟く。

「…でもボクは嫌いじゃないもん、こーいう生活」

「…そうか」

ティグは思わず微笑んだ。

アズは、にこにこ笑いながらこう言った。

「そういえば二人共、買い出しは終わりましたか?」

「…………」
「…………」
「……………あれ?」

二人が顔を見合わせたので、アズが首を傾げた。
やがて、ユウが口を開く。

「……肉」
「あ………」

そして、四人は立ち止まる。

六人を照らす太陽はもう半分以上沈んでいた。









そんな町の片隅で

とある資料を見ている二人の男。

その資料は、ある組織について書かれていた。

「…レイさん、それって―」

一人の男がこう訊く。

“レイさん”は、その資料に書かれている、ある文字を読んだ。


「“Evil Perturb”―」


それが、彼らの名前。



□■□■

………はい。
意味分かりません。
文脈と語彙力を求めてはいけません。

ジャグリングしてた旅芸人は誰でしょう?
手ブロみれば分かると思う←
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