千泡沫庭園

幾つもの泡沫から為る、どこか懐かしい庭園へ。

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ぷろふぃーる

さいしんきじ

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木漏れ日の降り注ぐ森の昼下がり 


「冷たい身体に、温もりを」





Go[D]eath
「歴史書Ⅲ:屍人と少女」




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本と記録と水の流れ、二重の星 


それは、永遠からなる棺と音楽による「真実」の世界。
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おんがくのはこ 


「ね、それなーに?」


幼き少年の瞳に映されたのは、四角い箱。
銀色のゼンマイがついたそれは、机の上にちょこんと居座っている。
近くの椅子に腰かけていた女性は、少年に微笑み掛ける。


――これはね、音楽箱なの。


それからおもむろに、女性は箱の方へと手を伸ばし、銀色のゼンマイを回した。
手を離すと、きこきこと音をたてて反対に回るゼンマイ。
箱からは、旋律が溢れ出してきた。
小さな小さな音の響き、だけどひとつひとつが奏でる音ははっきりと聞こえてきて。
物悲しくて、懐かしくて。

きこきこきこ。
ゼンマイの回る音。
暫く続くとその回転は緩やかになり、旋律も徐々に速度を落とす。
やがて、ゆっくりとゼンマイが止まると、音楽も止まってしまった。

少年は、それがとても不思議でたまらなくて。
瞳をきらきらと輝かせ、女性の方を向いた。


「母上、これ、きれいだね!」


その言葉を、女性――恐らく、少年の母親は優しく微笑んで受け止める。
少年は母親の元に駆け寄り、彼女の膝に両手をやった。
もう一回、聞かせてよ!
そう言わんとばかりに、少年は母親の瞳を見つめるのだ。
それを察して、母親はもう一度ゼンマイに手を掛け、くるくると数回回した。
手を離すと再び溢れ出す、優しくも儚い旋律。
それは知らずのうちに少年を微睡みへと誘っていて。

次に音が途切れた時には、母親の膝上に頭を置いて眠る少年がいた。
その寝顔が、この上なく幸せそうに見えて。

母親は少年を優しくひと撫で、それから口を開く。
そこから紡がれるのもまた、あの旋律。


そう、いつだって少年の傍にはこの旋律があった。





……………

よっしーあいらんどのおるごーるがたまらなくすきです。
あときゃっちたっちよっしー?のアレンジのやつもすき。
というわけでかいてただけ。ごっです。てすとはおわったけどもわたしの戦いはまだつづくのだ(模試的ないみで

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棺に溢した花弁が優しく溶けていくように 




――この森にはかつて、人間の血を吸う恐ろしい化け物がいたそうよ。


親から子へ語り継がれる、古の伝説。


――その正体は、人間の血を糧にして、夜の森をさまよっていた死者なの。


それを、まだ幼き少女は不思議そうに聞いていた。死者が動くことなんて、あり得るのだろうか。


――夜の間しか活動出来ない。もし太陽の光なんか浴びてしまえば、たちまち灰になってしまうのよ。


少女は呟く。その存在は可哀想だ、と。親は小さく頷く。


――鏡にも映らない。心臓に杭を刺されると消滅する。それに、私たちの手にある十字架を嫌うわ。


なら今の時代は、その存在にとって窮屈なものだ。少女を首を傾げる。


――そうね、その存在は、多くの人から恐れられたわ。そして、忌み嫌われた。


人間の方が恐ろしいではないか。少女は微かに思ってしまう。


――ところがね、そんな存在を認めた女性がいたの。二人は偶然に出会い、そして共に在ることを望んだ。


そんな優しい人間がいるのだろうか。今の少女には思いつかない。


――いいえ……これは、遠い昔のお話。あなたもいずれ、知ることになるわ。


そう言って、彼女の親は微笑む。
その手には、そんな化け物―吸血鬼が描かれた絵本と、一つの十字架が握りしめられていた。


そんな親の顔を、少女ははっきりと覚えてはいない。

















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ひとつ ふたつ 



とある手記。


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